KJ法とは?ブレインストーミングの作法

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イベント開催のアイデアを出したい、或いは街おこしのアイデアを出したいのに、なかなかいいアイデアがなかなか浮かばないし、人の意見をまとめることもできない。そんな経験はありませんか?

ここでご紹介するKJ法を使うと、アイデアの抽出もできるようになり問題解決の糸口も掴めるようになります。

弊社もこのKJ法は様々な場面でよく使います。 今回の記事ではKJ法のメリット、デメリットとともにその実施方法もご案内します。使いこなすことができるようになれば、今後、問題解決手法のひとつとして大いに役立ってくれるでしょう。

 

 


KJ法とは?


KJ法はブレインストーミングによって出てきた要素を付箋などのカードに記し、そのカードを整理してグループ化し、まとめていく手法です。

物事の全体像や繋がりを把握することで、新しいアイデアを得たい時などによく利用される手法で、街おこしのワークショップなどでよく利用されています。

因みにKJ法というネーミングの由来は発案された川喜田二郎さんのイニシャルによるものです。

 

 


ブレインストーミングとは


ブレインストーミングは参加者同士が特定の問題に対して、自由にアイデアを出し合うもので、通常KJ法の前段階で行われます。 ブレインストーミングで良いアイデアを出すために下記のような基本的なルールがあります。

1.批判しない
2.質より量
3.他の人に乗っかる
4.突飛さを歓迎する

参加者全員が気軽にアイデアを出せる環境を作る必要があるでしょう。

 

 


KJ法のメリット


少数意見を拾うことができる

多く集まるアイデアはいわば多くの人が持つ既存の価値観に基づくものです。新しい価値観やアイデアは常に少数意見の中に眠っています。
アイデアの質より量を重視することで、このような価値観やアイデアに出会うことができます。

 

合意を得やすい

アイデア自体はいいかもしれないけれど、アイツの出したアイデアには乗っかりたくない、そんな人間関係がある場所も多いと思います。

また、限られた参加者により見えない場所で決められた事柄には、なかなか合意が得られないものです。しかし、KJ法の場合多くの人が参加しアイデアを出し合います。そのプロセスでそもそも誰のアイデアだったのかわからなくなりますし、自然に合意が形成されていきます。

 

物事の全体像と繋がりを可視化できる

抽出されたアイデアを要素ごとに整理することで物事の繋がりが見えてきますし、最後にはその全体像が把握できます。

 

 


KJ法のデメリット


同質性の高い集団ではアイデアに偏りが生まれる

同質性の高い集団で行うとどうしてもアイデアに偏りが出てしまいます。性別、年齢、職種、国籍など多様性の高い集団で行うとユニークなアイデアを拾い上げることが可能です。

 

実施に手間と時間がかかる

作業自体はそれほど難しいものではありませんが、付箋、ペン、模造紙などの備品が最低限必要な上、参加者を集め、参加者からアイデアを集め、整理していくまでに多くの手間がかかります。

 

 

 


KJ法の実施方法


1.カードの作成

ブレストによって得られたアイデアをポストイットなどのカードに書き出します。書き出す際には、1行程度に簡潔でまとめられた表現にします。

 

2.グループ化とラベリング

カードに記載された内容をもとに、似ている内容ごとにカードをグループ化していきます。グループ化できないカードがあった場合は無理にグループ化せずそのまま置いておきます。 (このような分類できない要素は既存の価値観によって分類できないアイデアであり、問題解決上、重要な要素になることがあります。)

グループ化できればそのグループの内容を簡潔に表す「表札」をラベリングしていきますが、グループが10個以上だった場合には、10個未満になるようさらにグループ化します。

 

3.空間配置と図解化

グループ化されたカードの表札を見ながら、関連性のあるもの同士を近づけていきます。この作業を空間配置と呼びます。

空間配置したグループごとに因果関係・対立関係・相互関係などの関係性を示し図解化していきます。

 

4.文章化

最後に図解化した内容を文章にしていきます。
グループ内にあるカードの内容を可能な限り使って、グループごとに文章にします。

グループ間に関係性がある場合には、カードが多いグループから次に多いグループへその関係性を探り文章化します。 またどのグループが一番重要なのか検討し、参加者で共有します。

 

 

まとめ

自分一人では全体像を把握したり、それぞれの関係性を把握するのが困難な時、KJ法は最適です。デスクの前で腕を組んで考えていても、アイデアはなかなか浮かんできませんし、協力者も得られません。

KJ法を使えば、いわば他人の脳を借りながら問題解決へと向かって行くことができます。そのプロセスにおいて自然に合意形成が出来るため、面倒な根回しなども必要ありません。

 

 

 

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