カテゴリー:グラフィックデザイン
プレゼンをする際にも、資料をつくる際にも、「表」を用いることで情報を上手に伝えられるようになります。 特に統計調査のように数字が羅列するような情報は「表」を用いることで、一気に情報が整理され一覧性が生まれます。
ですが、ただ情報を「表」にしただけではどこか見づらかったり、野暮ったい感じが生まれ、上手にメッセージが伝わらないことがあります。
そこで今回は見映えも良くなる上、伝わる「表」デザインのテクニックをご案内したいと思います。
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表をデザインする上で大切なのは、あくまでも主役は罫線でなくその中身の情報である、という点です。
妙に存在感のある罫線がある場合、情報が伝わりづらくなりますし、デザインも野暮ったくなります。
従って中身の情報よりも罫線が目立たないようにする配慮が必要で、その為のテクニックとしてあるのが、下の二つの方法「線を薄く(細く)する」と「線を無くす」です。
線の色を薄くしたり細くしたりすることにより、線の存在感を小さくして中身の情報が目立つようにします。また、配色においても不自然なコントラストを生まない工夫も必要です。
びっしり罫線が使われていると要素が多くなり、肝心の中身の情報に意識が向きません。縦横全てに線を引く必要はないという発想を持って表をデザインします。
情報を目立たせる上で重要なのは、要素を大きくすることではなく余白です。余白により情報が浮き上がってくるようになり、よく伝わるようになります。
基本的に、ヘッダーは中央揃え、名称は左揃えか中央揃え、数字は右揃えにします。 これらがしっかり揃っていることで、伝わりやすさもデザイン性も格段にアップします。
多くの色を使用すると散らかった印象を与え、意図しない意味合いが生まれたり、或いは、本当に伝えたいメッセージが伝わらなくなってしまいます。 ある程度色数を絞り一定の色味の中で表現する方が伝わりやすくなります。
アクセントカラーを使用したり濃淡を使ってハイライトすることにより、伝えたい情報を強調することができます。
背景に着色することで罫線を用いなくても情報が整理できます。背景を着色するのもアイデアの一つです。
不自然に繰り返される情報などは表記の仕方をまとめるなどして、シンプルに表示することにより理解しやすくなります。
表をデザインする上で大切なのは、あくまでも主役は罫線でなくその中身の情報であるという点。そのため下記の事項に配慮する。
線の存在感をなくす(線を薄くする、線を無くす)
行間にゆとりを持たせる
文字を揃える(ヘッダーは中央揃え、名称は左揃えか両端揃え、数字は右揃え)
配色に配慮する(色数を制限する、伝えたい情報をハイライトする、背景を着色する)
ワンストップで様々なツールの作成が可能です