ウェブサイトを制作するための6W2Hとは

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ウェブサイト制作に関しては昨今様々なサービスが充実し、HTMLやCSSなどの専門的な知識がなくてもウェブサイトを持つことが可能になってきています。 ですが、ウェブサイト作成サービスを使って自身で制作したものの、全く反応が得られない、そのような状況はありませんか?

ただホームページを持ったからといって、ユーザーから反応が得られるわけではありません。

反応を得られるホームページをつくるには、SEOを始め様々な知識が必要になってきますが、そもそもサイトのコンテンツが不十分である場合がよく見られます。 必要な情報が網羅されていなかったり、情報がうまく整理されていないとユーザーにうまく伝わりませんし、当然反応を得ることはできません。

そこで今回は、反応の得られるウェブサイトを制作するため、最低限押さえておくべきフレームワーク6W2Hについてご案内します。

6W2Hにのっとりコンテンツを制作することで、伝えるべき情報が網羅でき、反応を得るための下準備が出来るようになります。

 

 

チラシとホームページを作成するにあたって、大きな違いは掲載すべき情報の種類と量にあります。

チラシの場合イベントや商品などその会社の情報を部分的に切り出し訴求していきますが、ホームページはその会社の情報を全部網羅しなければなりません。

そこで情報を網羅する際、役に立つのが6W2Hです。

 


6W2Hとは


6W2Hとは「WHY」「WHAT」「WHOM」「WHO」「WHEN」「WHERE」「HOW」「HOW MUCH」の8つの問いを用い情報を網羅し整理確認するためのフレームワークを言います。

 

WHY(なぜ)

目的や原因を明らかにするための問いで、ウェブサイトを制作する上で一番重要となる問いです。

「なぜそのウェブサイトを制作するのか?」
「なぜその会社は存在するのか?(経営理念は?)」
「なぜその商品を開発したのか?」
などの問いに答えることで事業の本質を表現できます。

誰のため何のために何故存在するのかが抜け落ち、テクニックばかりが先行する事業は誰の共感を得ることもありませんし、必ず破綻します。

 

WHAT(何を)

取り扱う商品やサービスの内容を整理するための問いです。 提供者にはわかりきった内容であっても、時に素人には理解しがたい商品・サービスもあります。子供が聞いてもわかるレベルで簡潔に記載することが大切です。

また、その商品を買うことでユーザーが得られるベネフィットまで記載されていると理想的です。

 

WHOM(誰に)

そのウェブサイトを見て欲しいターゲットを確認するための問いです。 同じ化粧品販売サイトであっても30代女性に買ってもらう場合と60代女性に買ってもらう場合では表現もデザインも大きく変わってくる筈です。

ターゲティングなしに制作したサイトは多くの場合「欠点はないけれど誰にも刺さらないもの」が出来上がってしまいます。

時にはペルソナを設定するなどして、性別・年齢・趣味嗜好などから細分化し、届けたい相手を設定する必要があります。

 

WHO(誰が)

誰が提供しているのかを明らかにするための問いで、人物、組織、役割などを明確にします。

この問いへの答えはウェブサイトにおいて「私たちについて」や「会社概要」ページへの記載内容に該当します。

多くの場合、この「私たちについて」や「会社概要」ページはトップページや商品ページについでよく閲覧されるページで、提供者の信用力を示すために非常に重要なページです。

 

WHEN(いつ)

実行日、納品日、期間、営業時間などいつ提供するのかを明らかにする問いです。特にキャンペーン商品であれば期間を限定することで訴求力は高まります。

歴史のある会社ではその設立日を明らかにしその歴史をアピールしてもいいかも知れません。会社に歴史があることはブランド力に繋がります。

 

WHERE(どこで)

商品やサービスをどこで提供するのかを明らかにする問いです。ウェブサイトのコンテンツ作成に当たっては本店・支店の所在地やイベントの開催場所などが該当します。

情報を提供する場所として各SNSアカウントを紹介したり、プラグインを用いて連携するのもいいでしょう。

 

HOW(どのように)

方法・手順・フローなど商品をどのように提供するのか?どのように利用するのか?明らかにする問いです。

サービス業であれば「注文してからの流れ」などを明示することでユーザーの不安を少なくすることができます。

また商品を組み立てる必要がある場合などは、その組み立て方、使い方が複雑な場合はその使用方法を明示するといいでしょう。

 

HOW MUCH(いくら)

必要な時間、お金を明らかにする問いです。 BtoBビジネスのように取引先ごとに金額が異なることもある場合、簡単に明らかにできません。ただ、料金表があるとお客さんの安心に繋がりますし、ミスマッチを防ぐことができます。

想像してみて下さい、値札の出ていないレストランを。入店に勇気必要じゃないですか?

 

 

まとめ

思いつくままにコンテンツを作成していては、情報が整理されないだけでなく、掲載すべき情報や訴求すべき情報にどうしても漏れが出てしまいます。

「WHY(なぜ)」
「WHAT(何を)」
「WHOM(誰に)」
「WHO(誰が)」
「WHEN(いつ)」
「WHERE(どこで)」
「HOW(どのように)」
「HOW MUCH(いくら)」

6W2Hの問いに答えることで効率的に結果が出るコンテンツを作成することができます。

 

 

 

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