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ロゴマーク

2019年6月3日 商工会議所と宇治市役所の商工観光課、商工労政係、製造業を支援する産業推進課 を宇治市産業会館に集め、「宇治NEXT」が発足しました。

その発足にあたっては、産業支援拠点 宇治NEXTのロゴマークを弊社で制作させて頂いたのですが、そのロゴマークをどう考え、どう制作したのか? どのような意味合いが込められているのか、整理したかたちでこの場でご紹介できればと思っています。

本当はここで紹介するまでだけでも嫌になるくらいの試行錯誤があるのですが

step1.ヒアリング

まず制作のご依頼を頂いた時点で打ち合わせの場を設けて頂きました。 そして施設の概要について5W(why,what,where,who,when)1H(how)を中心にお伺いしました。つまり、施設設立の目的、どのような施設で何をするのか、どこにつくられるのか、誰に向けた施設か、いつできるのかetcなどについてお聞きしました。 ちなみにこの時点では「宇治NEXT」という施設名称は決まっていませんでした。

最初のヒアリングででてきたキーワードを書き出すと・・・
・未来を志向
・繋がりを大切にする
・市内産業を支援する拠点
・宇治はお茶のイメージが強いけれど、色んな産業がある
・でも宇治はお茶のイメージ
・広がる、生まれる、進化する、産業交流都市・UJI
このような感じで

字汚くてすいません

 

step2.キーワードから連想をさらに広げる

苦しみながらひとつひとつ連想を広げます。自分のアタマだけでなくネットで「キーワード+類義語」のように検索したりして地道に言葉を拾って行きます。 そして抽出したキーワードからどんどん連想を広げラフなデザインを作っていきます。 ちなみにこの時点では施設名称が決まっておらず、長い名称でも短い名称でもどんとこいという感じで準備しておきました。

さらに字汚くてすいません。ラフデザインは見るに耐えないので省略します。

 

step3.施設名称が決まり提案準備へ

いよいよ施設名称が「宇治NEXT」と決まった旨連絡をうけ、準備しておいたラフデザインに施設名称「宇治NEXT」を組み込み提案準備に入ります。ちなみに施設名称が決まってから、予定されていた提案日までは殆ど日にちがなく最優先で 進めていきました。

ここからいくつかの提案をしたのち、最後の最後に思いついたものが採用されました。全体としては宇治の「宇」をロゴ化しています。宇治の基幹産業のひとつであるお茶、茶畑をモチーフに ロゴの上部は空をイメージした水色を使用し(空という漢字のうかんむり(宀)でもあります)、 下部は茶畑をイメージした緑色を使用しています。

弊社でのロゴマーク(に限らずですが)制作の基本方針は、「シンプルで明確で力強いもの」でその基本方針にのっとり制作しています。 デザインの模倣に関するトラブルを避けようとすれば、本当はデザインを複雑にすればいいのですが でも複雑にするほど人のアタマに残らなくなってしまいます。

最後、弁理士さんのチェックを受け晴れて発表となりました。

 

 

 

宇治NEXTとしてのブランドカラーはこの水色と緑の2色で考え、今後様々な接点、制作物に落とし込んでいくと整合性のある展開ができるのではないかと思います。

 

 

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